マメかぁさん。は今日も生きづらい

内向型&ハードモード人生。生きづらい私のためのボヤき沼。

回顧録⑤:友人との再会。そして、保活への可能性に気づく。

2021年2月。

 

娘もあと2ヶ月で1歳になる。

日毎に育児もハードになり、私の育児への疲労も増えていた。

私のメンタル不調は相変わらずで、その頃も頻繁に夫と喧嘩をしていた。

 

そんなある日、隣県に住む学生時代の友人から

久しぶりにLINEが送られてきた。

 

彼女は元々遠方に住んでいたのだが、

旦那さんの転勤で私の隣県に移り住んできた。

 

大学卒業後はTV業界でバリバリ働いていた子だったが、

引っ越しに伴い仕事は辞めて専業主婦となり妊活をして、

私よりも半年ほど早く出産した。

 

彼女からのLINEには

「4月から保育園に預けて仕事復帰するの?」

といった内容が書かれていた。

 

それを見て私は

「やっぱりそこを聞いてきたな」と思った。

 

彼女と最後に会ったのは

彼女が隣県に引っ越してきて間もない頃。

当時、私はまだ前職の会社員だった。

 

そして、彼女には会社を辞めたことをずっと話していなかった。

 

別に隠す必要はなかったので

「会社は出産前に辞めた。4月以降も自宅保育をする予定だ。」

といった内容を彼女に返した。

 

それから数日後、彼女からまたLINEが送られてきた。

「今後、会えないか?」と。

 

私も日々の育児にメンタルが煮詰まっていたので

気分転換がてら、彼女の誘いに応じた。

 

そして、久しぶりに彼女と再会した。

 

時々行っていたLINEのやり取りからも感じてはいたが、

彼女は私以上に育児ノイローゼに陥っており

見るからに彼女からは疲労が滲み出ていた。

 

彼女曰く、私が会社を辞めていて

4月以降も自宅保育をする立場だと知った時に

嬉しかったのだそう。

 

と言うのも、

彼女が公園や支援センターで知り合ったママ友達は

この4月から仕事復帰をする人たちばかり。

 

無職の自分と比べて彼女達は復帰出来る場所がある。

その羨ましさから彼女達に対して

劣等感や疎外感を感じていたのだそう。

 

そんな中、私が自分と同じ境遇だと分かり、

仲間意識を感じて会いたくなったのだろう。

 

しかし、彼女は「4月から子供を保育園に預ける」と言う。

私は驚いた。「無職なのに何故?!」と。

 

すると、彼女は「今、求職活動中」だと言った。

 

厳密に言うと、求職活動中は保育園の利用は一時的に過ぎず、

決められた期限までに仕事が見つからないと退園になるそうだ。

 

彼女の地域は待機児童率が非常に高く、

4月から1歳児クラスに入園する子供を持つ彼女は

ようやく補欠で1枠空いた保育園に何とか入園が決まったのだそう。

 

保育園が見つかるまでは相当メンタルがやられたと言っていた。

 

私は目から鱗状態で彼女の話を聞いていた。

 

仕事についていなくても求職活動中であれば

保育園に預けられるということを私はこの時初めて知ったからだ。

 

と言うのも、私は保育園に関して全くの無知だった。

前職を辞めた時は「働く」ことにウンザリしていて

当面はもう専業主婦でいいと思っていた。

 

娘を出産した時も、幼稚園に入園するまでは

自宅保育でいいと思っていた。

 

そもそも、保育園とは

「仕事を既に持っている保護者のため」という認識だった。

 

だから、無職の自分には無縁の場所だと思い込み、

保育園に関しては何ひとつリサーチをしていなかったのだ。

 

なので、彼女の話を聞いて

「無職の私にも『子供を保育園に預ける』という可能性があるのでは?」

と、この時初めて気がついたのだ。

 

それは、ここ数ヶ月

産後鬱や育児ノイローゼの症状に悩まされ、

極限状態だった私への一筋の希望の光のように感じた。